ヨーク・ワ シンスキー(ソプラニスト)

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ドイツ語新聞雑誌掲載記事

ソプラニスト-- 新世代のカウンターテナー
Musik & Theater October 1998 Stimmbezeichnung «Sopranist» Jörg Waschinski

日本語訳:「ソプラニスト」という声楽パート

MDR Online September 2001 Interview mit Jörg Waschinski

Online Music Magazine Die Premieren der Spielzeit 2000/200, Saul


個 人的データ

1966年ベルリン生まれ。最初は教会音楽を勉強した。1993年にテナーからソプラノに転向し、ベルリンの Hanns Eisler 音楽学校で、Renate Faltin に師事する。1996年にオーストリアのメルクにて Johann Heinrich Schmelzer コンクールで準優勝。1999年には、ドイツの有名なオペラ雑誌 Opernwelt で最優秀若手シンガー賞を受賞。(以上はアンドレアスさんのMale Soprano Page からの受け売り。)

本来は栗色の髪だそうですが、2001年撮影の下の写真ではダビデの役を演じるためにブロンドに染めています。瞳の色はグレー。ちょっ と珍しい色だと 思ったのですが、アンドレアスさんによれば、中央および北部ヨーロッパではごく一般的な色だとか。

ボ ンでご「サウル」の公演後、ご本人とお目にか かってカフェにご一緒する機会がありました。中肉中背で華奢な印象の方。握手をしていた だいた手が、私よりも柔らかく滑らかだったのにはびっくり(・o・)。舞台で見たとき実物以上に大きく見えたのは、やっぱりプロの持つ存在感のせいだった んですね。舞台化粧を落としたら近所の(とびきりハンサムな)お兄さんという感じで、とても気さくな方でした。日本公演の話も出ていたのだけど、都合で キャンセルになってとても残念と話しておられました。彼は現在活躍中のソプラニストの中でも、1、2 を争う美しい歌声の持ち主。ぜひ日本もでブレークして欲しいものです。

CDショップ

完全なディスコグラフィーは Male Soprano Page そして オフィシャ ル・ウェブサイトをご覧ください。

ソロパートがたくさん収録されているのは、はヘンデルの「Clori, Tirsi e Fileno」 (NCA MA 97 95 828)そして「"Musik der Wiener Hofkapelle」 (ORF Austrian Radio CD 171)です。またヨンメルリのオペラ「Il Vologeso」 (Orfeo C420 983)でも主役を演じています。これらのCDはドイツのAmazonで入手できます。

サンプルクリップ

いくつかのオンラインショップにもサンプルクリップがあり ますが、ファイルによってはMSメディアファイル形式だけのものもあります。 そこでよりユニバーサルなMP3のサンプルクリップをここにいくつか掲載いたします。イタリア語はあまりできませんので、題名の日本語訳が間違っていたら ごめんなさい。

Jommelli のオペラ Il Vologeso からInvan minacci e credi vincer( 脅かしも思いこみも無駄なこと)。

Haendel のカンタータ Clori, Tirsi e Fileno からCor fedele"(忠実な心)。

J.C. Bach のオペラ Endimione からQuell'alma severa"(その頑な心)、そして

Se s'accende in fiamme ardenti"(年老いた木が風に吹かれると)。

蛇足ですが Johann Christian は J.S. Bach の末子で、ロンドンに渡りオペラ作曲家として成功しました。当時はドイツを出たことがなかった父親よりも有名で、1764年にロンドンを訪れた8歳のモー ツァルトにも大きな影響を与えています。このオペラを初めて聞いたとき、モーツアルトを思い起こさせる旋律に驚いたのですが、これで納得です。

お問い合わせはこ ちらまで:
http://oakweb.ca/harmony/waschinski/waschinski-j.html